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【購入編】売主が居住中の物件を内覧する時に注意することは?気に入っても購入を断られることも

中古マンションや中古戸建の場合、空室で不動産業者が立ち会って内覧する場合と
売主様が居住中の物件を事前に日程調整して、売主様立会いの下で
内覧する2パターンがあります。今回は売主様居住中の物件を内覧する時に
気を付けた方が良いポイントについて、私の過去の経験や良くある事例等を
交えて解説したいと思います。

①約束時間に遅れない、当日キャンセルはNGです。

これは他のポイントにも共通しますが、売主様も感情のある人間になります。
当然約束の内覧時間に遅れてきたり、当日の直前キャンセルがありますと
売主様の印象が大変悪くなります。

最終的に物件を検討客に売却するかの判断、購入検討者が重複した場合に
誰に売却するかの判断は売主様が決定します。
やむ負えない場合は仕方がありませんが、約束時間へ連絡なしの遅刻や
当日のキャンセル等をすると、売主様によっては別の日の内覧を拒否されたり
売却自体を拒否される場合もありますので、時間厳守、どうしても遅れてしまう場合は
不動産業者に事前に必ず連絡を入れて下さい。

②写真撮影やドアの開閉は許可を取って下さい

室内や眺望の写真を撮りたい場合や、収納スペース等を見たい場合は
必ず事前に許可を得て下さい。

許可なく勝手に写真撮影したり、ドアの開閉を行うと
売主様の心象が悪くなる場合があります。

本当に駄目な個所以外はほとんどの方は許可して貰えれますので
一声かけることを心掛けて下さい。

③汚い、狭い等 悪口を目の前でいうのはNGです。

たまに物件は気に入っているが、値段交渉をしたいために内覧時に汚い、暗い、狭い等
売主様の見ている前で言う方がいらっしゃいます。
これは私の経験上からも売主様の心象を悪くすることが非常に多いです。

内覧後、購入したいとなった場合でも『あんな失礼な人には価格交渉なしでも売らない』と
なったケースも私も経験したことがあります。
また不動産業者としても、売主様の目の前でこのようなことを言われる方は
今後、居住中物件の内覧を断られる場合もありますので注意下さい。

④売主様に直接価格交渉をする

③にも共通しますが、売主様に直接金額交渉を行うのもやめて下さい。

これも非常に心象を悪くする行為です。
内覧後、価格交渉の希望があれば必ず仲介業者を通じて行って下さい。

非常識な人と思われて売却拒否されたり、先に申込を入れても
後から内覧、申込した好印象の検討客を優先される場合があります。
また仲介業者としても、これをされると今後の物件紹介や案内をお断りする場合もあります。

⑤まとめ

ここまでお読みいただきありがとうございました。

売主居住中の物件を内覧する場合は今回記載の事にご注意願います。
せっかく物件を気に入ったのに、売却を断られたり、他の方を優先された
本来多少金額交渉の余地があったのに、金額交渉を断られた等‥‥
買主様にとってもデメリットが大きくなってしまいます。

普通に時間厳守いただき、写真やドアの開閉の際は許可を取る、金額・条件交渉は
仲介業者を通じて直接交渉しない、この3点を守っていただければ
基本は問題ありませんので、そこまで緊張せずとも大丈夫ですよ。

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