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名古屋市、地下鉄東山線新駅構想/柳橋駅(仮称)はどうなる?/今の状況は?


名古屋市営地下鉄東山線の名古屋―伏見駅間で長年構想されていた「柳橋駅(仮称)」に
関するニュースが2022年6月1日の日本経済新聞電子版に掲載されていたので、
現在の状況をまとめてみようと思います。

【現状と課題】
・名古屋市は2024年度までに方向性を決める方針を示した。
・採算ラインは新駅開業により、東山線の乗客が1日あたり6,000人増えること
⇒達成の見通しは立っていないとのこと、以前の調査では4,000人程度の増加見込み
・1940~50年代にも建築が検討されたが、利用者数の見込みがたたず見送られた、
 東山線開業後も地元民等が設置を名古屋市に請願したが、実現していない
・2019年度の調査では1日の利用者想定は、20年後に新たなビルが周辺に作られ
 周辺の容積率の上限に対し65%⇒75%まで開発が進んだ前提で1日2万4000人程度
・利用者想定は、採算ラインには届かない見通しだが、周辺に30階以上の高層ビルができれば
 採算ラインに届く可能性も・・・
・市営地下鉄の乗客数1位の名古屋駅、4位の伏見駅両駅の混雑緩和になるとの見方も・・・
・費用が100億円以上が見込まれ、老朽化する柳橋中央市場と一体で再開発を進め、
 一部を民間費用で、まかなう案もあるが市場は民間施設の為、ただでさえ難しい
 新駅構想がより複雑になる為、難しいという声も・・・

【まとめ】
コロナ過で2020年度の地下鉄東山線の1日あたりの乗客数は、前年度より31%減の43万人に
なったこともあり、需要が現時点で不透明。
市は不動産開発会社に新駅周辺での開発意向を聞き取っているが、
『しばらくは様子見』の意向という企業が多いとのこと。

続報のニュースを見たら、また紹介させていただきます。

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