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旗竿地とは?/どんな土地?/メリット・デメリットとは?

土地や戸建、収益物件を探していると旗竿地、敷地延長と記載されている
物件を見かけることがあります。

今回はそんな旗竿地(敷地延長)の土地について解説いたします。

まず、旗竿地とは、上記のように接道部分がが細長くなっており、
奥にまとまった敷地がある土地のことです。
竿につけた旗のような形状をしていることから、旗竿地と呼ばれています。
また、敷地延長、路地状敷地などと呼ばれることがあります。

建売住宅でも複数棟ある場合に、旗竿地の区画は安く設定されていることも多いです。
間口部分が狭いので、金額面で安いイメージがありますが、
メリット、デメリット両面あります。

①旗竿地のメリットは?

【価格が安いことが多い】
第一のメリットとしては、価格が相場よりも安いことが多いです。
旗竿地は間口が狭い為、整形地と比較して2~4割程度安く購入できることが多いです。
価格は間口の広さや土地の形状、面積により変わってきます。

相場よりも安く購入することができる可能性が高いので、新築であれば建物に予算を回すことができたり、
分譲住宅や中古戸建であれば、整形地の物件より価格が抑えられていることが多いです。

【道路からの視線や騒音が気になりにくい】
道路から奥まった敷地になるので、車や通行人による視線を感じにくかったり
騒音を感じにくいというメリットもあります。

②旗竿地のデメリットは?

【陽当り・眺望・通風の問題】
周囲が建物に囲まれるケースが多い旗竿地は、陽当たりや風通し、眺望が
悪くなってしまう可能性が高いです。
日中家にいることが多く、陽当りを重視される方は、注意が必要です。

建売住宅や中古戸建であれば、内覧時に確認できますが、
土地を購入して家を新築する場合は、予算内で間取りや設計である程度カバーできるか?
事前に建築するハウスメーカーや、工務店に確認することが重要です。

【駐車スペースの問題】
通常、旗竿地の駐車スペースは縦列で作られているケースが多いです。
間口が接道義務ギリギリの2mくらいだったり、3m以下の土地も
良くあります。ブロックをつんだり、カーポートを作る場合は
更に間口が狭くなります。

建売や中古物件であれば、無理なく駐車できるか現地で確認すること、
間口が車幅に比べてギリギリであれば、新築の場合
事前に外構含めて、事前に確認することが重要です。

【建築や解体コストが多くかかる場合あり】
建物の新築工事や、解体工事をする場合、重機等が間口が狭いと
入れない場合は、通常に比べて建築費や解体費が多くかかる場合があります。

新築する場合や、古家付で購入して自身で解体するような場合は
事前に見積もりを取る等、されることをお勧めします。

③注意するポイントは?

【間口が2m以上あるか?】
旗竿地に限らず、土地、建物全般にいえることですが
原則、敷地が建築基準法上の道路に2m接道していないと
建物の再建築ができない、再建築不可物件となり
資産価値が著しく低くなってしまいます。

明らかに問題ないケースは良いでしょうが、
2mギリギリのケース等は、市役所や町村役場の
建築確認審査課等に事前に確認しましょう。

【土地が売りに出やすいエリアかどうか?資産価値を考える】
旗竿地は上記に書いたように、価格は整形地に比べて
抑えられて売買されるケースが大半です。

安く買えることが多いですが、逆に言えば売るときも
安くなってしまう、中々売りに出しても売れにくいとも言えます。

例えば、中々戸建や土地が売りに出にくい、主要駅の徒歩圏内や
人気にあるエリアであれば、旗竿地の物件でも資産価値や需要が
高いですが、戸建、土地の売物件が売りに出やすい郊外のエリアでは
整形地の物件が多いと、わざわざ旗竿地の物件を購入する動機が
低くなるケースが多いので、資産価値、需要が低くなるケースが多いです。

今回は主に居住用の戸建や土地の事を書きましたが、
収益用のアパートやマンション、事務所等のケースも
新しくて利回りが高いうちはそこまで影響しないと思いますが、
古くなり土地として解体したり、売却する場合は影響するので
考える必要があるかと思われます。

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