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相続したが収益の悪い古アパート、ビル等を売却したい!賃借人がいる状態で売却可能か?

相続した築年数の古いアパートやマンション等、入居率も悪く修繕費や管理費等の負担もあるので
改装してきれいにした入居者を募集するか?一層、売却して現金化するか?お悩みの方
賃借人付で売れるのか?大分安くなってしまうのか?退去の交渉をして完全に空家で売った方が良いのか?
ケースによって異なりますので、今回は解説したいと思います。

①改装して募集する場合気を付けること

管理会社等の相談すると、『費用をかけてきれいにすれば入居者は入るので改装しましょう』と
提案されることが多いと思います。確かにきれいにすれば入居者は入るかもしれませんが
改装等にかけて費用を回収できるのはいつ頃か?近隣に賃貸物件は多いのか?等を
考慮し考えて下さい。近隣にもっと新しい物件が多いと、きれいにしても家賃を低く設定しないと
決まりずらい、空室が中々埋まらないといったリスクが高いです。

よほど駅近くや買い物等便利な人気エリアで、古くてもすぐ入居者が埋まるエリアなら
別ですが、人口が減って比較物件が多い場所は将来的には家賃は下落していくことが予想されます。

②賃借人付でも売れるのか?安くなるのか?

賃借人付でも売却することはもちろん可能です。
価格は当然エリア、築年数、入居者の内容によって変わります。

築年数古くても、満室や満室に近く立地が需要の高い場所であれば
一般的な収益物件として利回り、土地面積等を考慮し相場で売却可能です。

例えば10室中、入居者が1室とか2室等の場合は入居者の内容によって変わります。
見られるのは賃料の滞納の有無や居住年数や入居者の年齢等が考慮されます。
高齢で一人暮らしで退去交渉が難しそうなケースだと金額は安くなる可能性が高いです。

逆に学生さんや若い方等で退去予定が読みやすい方や、立ち退き交渉の難易度が
低そうな入居者の場合はそこまで安くならないケースもあります。

③退去の交渉して土地として売却する場合

場所自体は人気があるエリアで土地としての価値が高い場所であれば、
空室が多い、入居者数組で賃料収入が少ない場合は退去交渉して
土地として売却した方が、良い条件で売却できます。

適正な立ち退き料や引越し費用等の負担で、交渉できそう入居者なら
立ち退き費用を払っても、手取り額は多くなると思います。
但し、上記にも書きましたが高齢者の一人暮らしで次の入居先が見つけにくい方や
何十年も住んでいて立ち退きを拒否される可能性が高い方がいらしゃると
難易度は高くなります。入居者の賃料に滞納等に正当理由が無ければ
簡単に賃貸借契約を貸主から解除し、退去してもらうのは現行法では難しい現状です。

④まとめ

賃借人付の売却も退去交渉等必要なケースも、弊社ではどちらも対応させていただきますので
お悩みの方はまずはお気軽にお問合せ下さい。

古アパート、マンション、倉庫棟の売買に伴う退去交渉や、
競売不動産の入札、改装、商品化の流れの中で前所有者への退去交渉等の
業務も経験しておりますので、交渉力には自信があります。

ご所有不動産の場所、入居率、入居者の年齢、居住年数等をお聞かせいただければ
どうしたら一番良いのか?最善のご提案をさせていただきます。

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