BLOG ブログ

【教えて】欲しい物件の値引交渉はできるの?しやすいケースは?難しいケースは?

不動産の購入を検討されて、前向きに進めたい物件が見つかった時、
『良い物件で購入したいけど‥もう少し金額が安くならないかな?』
『諸経費分くらい金額交渉できればベストなんだけど…』
『予算オーバーなので予算内の金額まで下げてもらえれば…』等々

買主様の立場としては少しでも購入金額が抑えられれば嬉しいですよね。
そんな価格交渉に関して今回は解説したいと思います。

価格交渉のタイミングは?

基本的に価格交渉をするタイミングは、検討物件の購入意志を固めて
書面で正式に購入申込をする時、購入申込書記入時となります。

通常は売主業者や仲介業者と購入希望金額や手付金の額、引き渡し希望日
ローン融資前提の場合はローン借り入れ希望額等を記載します。
金額の交渉をしたい時はこの段階でするのが通常のケースです。

場合によっては売主が売却を急いでいたり、価格で変更の予定がある場合等は
売主業者や仲介業者から価格交渉可能と提案されるケースもあります。
但し、この場合でも正式に交渉するのは正式に申込を入れてからになります。

価格交渉しやすいケースは?

価格交渉が通りやすいケースとしては以下のような場合です。

①売主側が売却を急いでいるケース 
②案内や商談が入らず、中々売却が決まらず 焦っているケース
③直近で価格交渉前提で契約予定だったが、キャンセルになったケース
④断りだったら、金額を下げて売却活動を検討していたケース
⑤室内の汚損、破損等が多く リフォーム費用が多くかかるケース
⑥価格交渉が入る前提で売出金額を設定しているケース   etc…

以上にような場合で他に検討客や商談が無い場合は、価格交渉が通りやすいかもしれません。
売主様によっては全く受付無い方もいらっしゃいます。

価格交渉が難しい、無理なケース

価格交渉が無理、難しいケースは以下となります。

①人気物件で価格交渉なしで申込が入っている。
②売主様の住宅ローンの残債等の関係で金額を下がるのが不可能
③申込は入っていないが、案内や商談が多数発生している
④最初から価格交渉は一切受け付けない意向の売主様
⑤契約日や引き渡し日など他の条件があいまいで具体的でないetc…

価格交渉する場合の注意点

価格交渉する場合の注意点もあります。
売主様が個人・法人に限らずですが、あまりに相場とかけ離れた金額や条件での購入申込は
受付られない場合があります。仲介業者の信用問題になるからです。
(例)5,000万円の売出物件を2,000万円に交渉して 相場4,000~4,500万円程度

また『駄目なら金額を上げるので、駄目元で交渉して欲しい』という方もいらっしゃいますが
リスクもあります。何かというと・・・

(例)実際に私の過去の経験であったケースです。金額等は変えてあります。
■3,000万円の物件をA氏が2,800万円位でも欲しいが、駄目元で2,400万円で交渉希望があったケース
売主様も交渉の入るのは想定しており、2,800万円なら応じる気持ちがあったが
2,400万円の申込金額を不快に感じる。その後、別のB氏より2,700万円の申込が入った。
A氏は2,800万円でも欲しい意志を示したが、最初の申込金額との差を不審に思い
最初の価格交渉金額の大きさの不満もあり、結果B氏に2,700万円で売却

売主様にも性格や優先順位等 皆様異なりますし、感情もあります。
あまり希望とかけ離れた申込をすると不快に感じて、売却を拒否される場合もあります。


まとめ

仲介業者の仕事とは『少しでも高く、好条件で売りたい売主様』と
『少しでも安く、好条件で買いたい買主様』双方の利害関係を調整し
成約に向け最大限努力することだと思います。

もちろん、買主様がいてはじめて売買契約は成立しますので
金額面含めてご希望があれば折衝することは可能ですが
上記の様に人気物件やローン残債等の状況によってはできない場合もあります。
また売主様の希望条件とかけ離れている条件や相場とかけ離れた条件の申込は
お断りする場合もありますので、予めご了承ください。

弊社は難しい場合ははっきりお伝えし、ご判断いただきますし
可能性がありそうでしたら、最大限の努力をし成約に向けて折衝いたします。
ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。

CONTACT
お問い合わせ

不動産のことは何でもご相談ください。