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39階建、182m/世界一の高さの木造ビル/大林組、シドニーで受注/気になるニュースまとめてみた

2022年8月24日、日本の大手ゼネコンの株式会社大林組はオーストラリアのシドニーで
木材と他の構造部材を組み合わせた木造ハイブリッド構造のビルの施工を受注したと発表しました。

【まとめ】
・地上39階建、高さ182メートル、ハイブリッド構造も含めた木造としては世界一の高さになる

・施工中や竣工後の二酸化炭素(CO2)排出量も抑制し、ビルの木造化での脱炭素を進める

・シドニー中央駅周辺の先端産業の集積地区「テック・セントラル」で計画中の
 「アトラシアン・セントラル」の施工を手がけるとのこと。
 延べ床面積7万5000平方メートルで、現地の新興企業アトラシアンの本社やホテルなどが入居する
 複合施設となる予定で、大林組は現地の建築会社と共同企業体(JV)を結成し、
 現地不動産大手のデクサス社から受注し、竣工予定は2026年

・地下から7階が鉄筋コンクリート造、7階から上層が木造と鉄骨造のハイブリッド構造となる

・建材にはCLT(直交集成板)を用いる

・環境認証で最高等級を取得し、木材のほか低炭素コンクリートなどを用いる

・CO2排出量を通常の半分以下に抑えることを目標とする

・竣工後は100%再生可能エネルギーでの稼働をめざす。

その他最近のSDG’Sや脱炭素化の流れで、環境への意識の高まりが不動産、建築業界にも
広がってきているのを感じます。大企業の本社や支社の建物が木造化したり、
電気も自然由来のエネルギー使用をアピールする企業も増えてきました。
一般住宅も東京都では、太陽光設置義務化への動きがあったり、
住宅ローン控除も2年後には、一定の環境に配慮した住宅でないと
利用できなくなる等の措置が取られます。
今後は個人の住まいでも、脱炭素や環境に配慮した取り組みが求められますね。

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